ルカによる福音書3章21~38節
イエスご自身が宣教を始められたのは、およそ三十歳の時であり、人々からはヨセフの子と思われていた。ヨセフはエリの子、それから遡ると、・・・エノシュ、セト、アダム、そして神に至る。(23~38節より)
黙想
福音書記者ルカはイエス様の系図を記しました。系図の中で、「ヨセフの子と思われていた」という特徴ある記述がみられます。ルカはイエス様の誕生をマリアが聖霊によって身ごもったと記していますが、人々はイエス様を私生児だと噂していたことが窺えます。
神の御旨と人々の見方は大きく異なっていました。人々の噂はイエス様を侮辱するものでしたが、イエス様には神の子のしるしが伴っていました。洗礼の時の鳩の姿をした聖霊降りや天からの声はイエス様が洗礼を受ける時に、そこに居合わせた人々が見聞きした事柄でした。
今日でも聖書が読まれる時に私たちの耳に天からの声が響きます。これを受け取るならば誰でも心が満たされます。
今日も主の祝福をお祈りいたします。