ルカによる福音書3章1~6節
ヨハネはヨルダン川沿いの地方一帯に行って、罪の赦しを得させるために悔い改めの洗礼(バプテスマ)を宣べ伝えた。(3節)
黙想
ヨハネに神の言葉が臨み、彼はヨルダン川で人々に洗礼を授けました。当時は贖罪の祭儀ができる人だけが神に罪を赦してもらえるとされていましたから、すべての人が救いにあずかることはできませんでした。ヨハネは洗礼を授けることでだれでもが罪を赦してもらう道を開きました。
当時の人々や社会が神を身近に感じていたことが人々の行動の背景にあるでしょうが、現代は神に救ってもらう道を知らない人が多いだけに絶望はなおさら深いと思います。
神を知らず、あるいは神から離れれば、悩み、苦しみ、絶望といった罪からの誘惑が生じます。神に立ち返り洗礼を受けるならば誰でもその状態から救い出してもらい、希望に満ちた人生を歩むことができるのです。
今日も主の祝福をお祈りいたします。