ルカによる福音書１章１～１０節
敬愛するテオフィロ様、私もすべてのことを初めから詳しく調べていますので、順序正しく書いてあなたに献呈するのがよいと思いました。お受けになった教えが確実なものであることを、よく分かっていただきたいのです。（３，４節）
黙想
２０２２年をお喜び申し上げます。今日からルカによる福音書に入りました。最初に献辞の言葉が書かれています。テオフィロはローマの高官で、ルカと親しい関係にあった人物です。テオは神、フィロは友愛を表すギリシア語で、ラテン語では神はデウス、友愛はアマなのでアマデウスとなります。モーツアルトの洗礼名（ミドルネーム）として有名ですね。
ルカはこの人に福音の初めから初代教会の伝道までを書いて送りました。それがルカによる福音書と使徒言行録です。ルカはイエス様に先立って洗礼者ヨハネのことから書き始めます。ヨハネが大切な役割を果たしたからです。
それでは今年もよろしくお願いいたします。
