ヨブ記38章1~21節
知識もないまま言葉を重ね、主の計画を暗くするこの者は誰か。あなたは勇者らしく腰に帯を締めよ。(1,2節より)
 
黙想
遂に神はヨブに答えました。それはしかしヨブの苦しみの意味を教えるものではなく、彼に問いかける形で自らがどのような存在であり彼が何者であるかを悟らせようとするものでした。
 
神の問いを通して、人は神の創造のひとつさえも知らないということを悟ります。科学が世界の始まりを推論したとしても、神の創造の業を極めたことにはなりません。神はその場にあなたはいたのかと問います。この問いの前に反論することが出来る者は誰もいません。
 
苦しみや不幸の意味は私たちにはわからないけれど意味があると信じる根拠はここにあります。人は勇者らしく腰に帯を締めて雄々しく自分の人生を進んでいくのです。今日も主の祝福をお祈りいたします。