ヨブ記32章11~22節
私は誰かを偏り見ようとは思わない。人にへつらうことはしない。(21節)
黙想
エリフは沈黙を破って話し始めました。彼が他の三人と違うどのような言葉を語るのかはこれから読み進めることになりますが、ここでエリフが語った「偏り見ない」という言葉が心に響きます。
私たちは時には悪意をもって言葉を発してしまいます。それは感情から来ること、いわば罪が心を支配した時です。エリフは感情に左右されない論理的な人なのでしょう。そのことは素晴らしいと思います。
しかし人は感情を持っており、悪い思いを抱く存在です。そのことを忘れては人を裁くことになってしまいます。偏り見ないことと人を裁かないことを両立させるのは難しい。私たちにはできないことです。しかしそれを求めていかなければなりません。イエス様は間違いをした人を咎めるのではなく、間違いを咎めました。
今日も主の祝福をお祈りいたします。