ヨブ記32章1~10節
人の中に知恵の霊はあるが、人に悟りを与えるのは全能者の息なのだ。(8節)
 
黙想
今日からまたクリスマスを除いてヨブ記を読み、今月で読み終えます。ヨブに起きたまさかの不幸とそれを神に逆らった罰とする友人との論争の第2幕が始まりました。
 
4人目の若者エリフが語る「人に悟りを与えるのは全能の神さまの息」というのはその通りです。この息は人を生かす息です。しかしエリフがここで語った言葉はヨブを失望のどん底に落とす、いわば人を殺す言葉です。言葉は人を生かすことも殺すこともできるということ知ることこそ悟りです。
 
エリフは怒りによって人の知恵で神を語ってしまい、ヨブを苦しめました。神さまは使徒パウロを通して「怒ることがあっても、罪を犯してはなりません」と私たちを諭されます。
今日も主の祝福をお祈りいたします。