ヨブ記31章1~23節
不法な者には災いがあり、悪事を働く者には災難があるはずではないか。(3節)
黙想
ヨブは遂に因果応報の考えにとらわれてしまいました。私たちが、悪い者は必ずやっつけられる、もし何か悪いことが起きたらそれは過去の行いに原因がある、と考えるのは不幸を理解するのに手っ取り早い方法かもしれません。
しかし神さまの御旨は計り知れないことを知れば、このような考えが浅はかであることに気づきます。神さまの戒めを破った者にいつ、どのように裁きが降るのかは人間にはわかりません。死ねばすべてリセットではありません。
イエス様が言われた「魂も体も地獄で滅ぼすことのできる方を恐れなさい」という言葉を受け取るならば、不法や悪が栄えているように見えるこの世界で自分も悪に傾こうとする誘惑や因果応報に惑わされる思いをはねのけることが出来ます。
今日も主の祝福をお祈りいたします。