ヨブ記20章12~29節
たとえ、悪が彼の口に甘く彼が舌の陰にそれを隠しても、その甘さを惜しみ捨てずに口の中に残すとしても、彼の食べた物は腹の中で変わり体内でコブラの毒となる。(12~14節)
 
黙想
誘惑は甘美であり、ひと時はそれに酔ったとしても、最後には心に苦痛を与えます。しかしながら世の中は誘惑に満ちています。
 
イエス様が教えてくださった主の祈りには「我を試みに会わせず、悪より救い出したまえ」という一節があります。誘惑は主なる神に祈らなければ遠ざけることができないほど強力で執拗なのです。
 
しかし、今ヨブが受けている苦しみは悪しき者として神から断罪されてのことではありません。その苦しみの理由は人には分かりません。理由を探し論争するよりもヨブに寄り添うことがヨブを慰めます。
 
イエス様はどこまでも私たちに伴ってくださいます。苦しみも悲しみも共に担われ、私たちを慰めてくださいます。
今日も主の祝福をお祈りいたします。