ヨブ記12章13~25節
彼らは光なき闇の中で手探りする。神は彼らを酔いどれのように迷わせる。(25節)
 
黙想
ヨブは世界を揺るがす恐ろしいほどの神の力を語ります。その力の前にはどのような地上の力も対抗することはできず、存在するものは滅ぼされてしまうほどです。ヨブはそのような神に絶望的な心で従っていました。
 
彼には仲保者が現れません。その嘆きは深く、彼自身が主に従ってゆくのはとてつもなく困難な事だったと思います。それでもヨブは神を呪わず、神に助けを求め続けました。
 
私たちにはまことの仲保者であるイエス・キリストがおられます。「闇の中に住む民は大いなる光を見た。死の地、死の陰に住む人々に光が昇った」(マタイ4:16)のです。この光が希望です。神は冷酷に裁くお方ではなく、どこまでも私たちと共にいて導いてくださるお方です。
 
旧約の民はそのことを出エジプトの出来事によって知りました。私たちはキリストの十字架と復活によって知っています。
今日も主の祝福をお祈りいたします。