ヨブ記12章1~12節
安楽な思いの中には不運な者への侮蔑があり、人が足を滑らせるのを待っている。(5節)
 
黙想
ヨブはツォファルの言葉に正面から対抗します。それはツォファルの言葉に勝ち組の思想を読み取ったからだと思います。生活にも健康にも困っていない人が病に苦しんでいる人に悔い改めを説くのはその証拠です。
 
イエス様の弟子たちが生まれつき目の見えない人を見てイエス様に「この人が生まれつき目が見えないのは、誰が罪を犯したからですか」と尋ねた時、イエス様は「神の業がこの人に現れるためである」とお答えになりました。旧約の時代にはこのようにはっきりと示してくださるお方はおられず、ヨブの一番の苦しみは理解してもらえないことにありました。
 
私たちはイエス様に倣って、弱くさせられている人に寄り添い、共に神に祈る者になりたいと思います。
今日も主の祝福をお祈りいたします。