士師記6章25~32節
「あなたの父が所有している雄牛一頭、すなわち七歳になる第二の雄牛を引いて来なさい。また、あなたの父が所有するバアルの祭壇を壊し、その傍らにあるアシェラ像を切り倒し、この砦の頂上にあなたの神、主のためによく整えられた祭壇を築きなさい。そして、七歳になる第二の雄牛を整え、切り倒したアシェラ像を薪にして、焼き尽くすいけにえとして献げなさい。」(25,26節)
黙想
イスラエルの人々は主に救い出されたことを忘れて主から離れ去っていました。バアルに祭壇を築き、それを拝んでいました。記憶が世代を越えて引き継がれることの難しさを思わされます。
イスラエルは一番大切な信仰において道を誤りましたが、主はイスラエルをお見捨てにはならず士師ギデオンを立てて御旨をお示しになりました。士師ギデオンは主に命じられてバアルの祭壇を壊し、そこに主の祭壇を築いて主のためのいけにえを供えました。
大切なものを世代を超えて記憶し続けることの大切さは戦争の記憶も同じです。すでに戦争を体験していない人がほとんどとなった日本において戦争の愚かさや悲しみ、苦しみの記憶を引き継いでいかなければなりません。
今日も主の祝福をお祈りいたします。