士師記1章1~11節
ヨシュアの死後、イスラエルの人々は主に尋ねた。「私たちのうち、誰が最初に攻め上り、カナン人と戦うべきでしょうか。」(1節)
黙想:
今日から士師記を黙想します。士師というのは裁く人という意味で、英語ではJudgeです。士師時代には王はいなくて神である主が直接統治されていました。士師は主によって立てられ、民の争いを裁いたり戦いの指揮をとりました。士師記の冒頭には主が示された地に戻る戦いが記録されています。
聖書の神は好戦的だと批判する声があります。しかし神はすべての人を造り、治めておられるのですから、私たちはその御旨を問うことが許されるのみです。宗教の名のもとにおこなわれる戦争のほとんどは神の名をかたった利権による戦争だそうです。
キリスト・イエスは戦いそのものを根底から変えました。私たちの戦いは、血肉を相手にするものではなく、支配と権威、暗闇の世界の支配者、悪の諸霊を相手にするものであることが明らかになりました(エフェ6:12)。戦いの武器は神に由来する力であって、神の知識に逆らうあらゆる高慢を打ち倒し、あらゆる思惑をとりこにしてキリストに従わせます(2コリ10:4)。
今日も主の祝福をお祈りいたします。