フィレモンへの手紙1~14節
私たちの父なる神と主イエス・キリストから、恵みと平和があなたがたにありますように。私は、祈りの度に、あなたのことを思い起こして、いつも私の神に感謝しています。(3,4節)
黙想:
今日からフィレモンへの手紙を黙想します。パウロは獄中からいくつもの手紙を出しました。彼は手紙の冒頭に神への感謝を書きます。獄中にいて不自由な身でありながら感謝を述べるのは、それが本当に心からの気持ちだったからだと思います。
私はパウロの手紙を読むとボンヘッファーを思い出します。彼はヒトラー暗殺計画に加わった罪で処刑された牧師として有名ですが、その彼が獄中で書いた手紙は神への賛美と服従にあふれています。
二人とも社会を覆す者とされました。しかし二人は出口の見えない暗黒の社会の中に新しい光を見て、反逆者とされながらも、神への賛美と服従を貫きました。このことを深く黙想するときに、神の義と栄光とが見えてくるような気がします。
今日も主の祝福をお祈りいたします。