詩編10編1~18節
なぜ悪しき者は神を侮り「神はとがめなどしない」と心の中で言うのか。
あなたは苦しみと悩みを御覧になり、御手によって救おうと顧みてくださる。
不幸な人はあなたに身を委ね、あなたはみなしごの助け手となられた。
悪しき者と悪の腕を折り、悪事を一つ残らず問いただしてください。(13~15節)
黙想:
詩人は「主よ、なぜあなたは遠く立ち、苦難の時に身を隠されるのですか。」と主に問いかけます。苦難の時に主はなにもしてくださらない、と嘆きます。
しかし彼は主に向かって嘆き、呻くことをやめません。主の他に救い出してくださるお方はいないことを知っています。
詩人の訴えは徐々に主を賛美する言葉に変わっていき、詩の後半では「主こそ王、代々とこしえに。」と主を讃えています。
最後には主は悪しき者を裁き、迫害を受ける者を救い出されます。
今日も主の祝福をお祈りいたします。