出エジプト記21章28~37節
人が牛あるいは羊を盗んで、これを屠るか、売るかしたならば、牛一頭の代償として牛五頭、羊一匹の代償として羊四匹で償わねばならない。(37節)
 
黙想:
牛や羊は働き手や食料として大切なもの、家族でした。窃盗の禁止(第十戒)が無条件に命じられています。それを破った場合は4倍から5倍にして返さなければなりません。
 
現代の法律より厳しい罰なのは、牛や羊は生きるのに欠かせない存在だからでしょう。隣人のものを一切欲してはならないという戒めはすべての人が平安を享受するために必要な掟です。主は不公平に見える罰を与えることにより公平な裁きをおこなわれます。奪われた者の権利が回復されることは大切なことです。
 
今日も主の祝福をお祈りいたします。