出エジプト記1章1~14節
エジプト人はそこで、イスラエルの人々の上に強制労働の監督を置き、重労働を課して虐待した。イスラエルの人々はファラオの物資貯蔵の町、ピトムとラメセスを建設した。(11節)
黙想:
今日から出エジプト記を読んでまいります。この出来事はエジプトのラメセス2世の治世に起きたと考えられています。
イスラエルの始祖の一人ヤコブの息子ヨセフが神の御心によりエジプトに売られ宰相にまで引き上げられた時に、中東で大飢饉が起き、エジプトはヨセフの采配で飢饉を乗り越えていましたが、ヤコブ一族が住んでいた所は食料が尽きてしまいヨセフの招きによってエジプトに寄留しました。
当初は歓迎されていたのですが、時が過ぎてヨセフのことが忘れ去られるとイスラエル人は奴隷とされてしまいました。彼らはエジプト人の命令によって強制労働をさせられました。
エジプトで奴隷になっていた人々は、今日の規則や慣習に縛られている人々の代表です。出エジプトは奴隷からの解放、神との契約、誘惑との葛藤という、私たちの人生の旅路を象徴しています。
今日も主の祝福をお祈りいたします。