マタイによる福音書27章11~26節
ピラトは、それ以上言っても無駄なばかりか、かえって騒動が起こりそうなのを見て、水を持って来させ、群衆の前で手を洗って言った。「この人の血について、わたしには責任がない。お前たちの問題だ。」(24節)
 
黙想:
総督ピラトには人を死刑にする権限が与えられていました。そのピラトがイエス様を吟味したところ、何の悪事も見つかりませんでした。しかしピラトはユダヤ人の暴動を恐れてイエス様を十字架刑にしたうえに、自分には責任がないと宣言しました。
 
ピラトの行為は保身を図るものであり、正しい裁きを行わず自分が行った責任を回避しました。保身を図るのは私たちにもある罪です。ピラトを通して私たちは自分勝手な弱い存在であることを思い知らされます。神に赦しを求めなければなりません。
 
今日も主の祝福をお祈りいたします。