マタイによる福音書26章57~68節
イエスは黙り続けておられた。大祭司は言った。「生ける神に誓って我々に答えよ。お前は神の子、メシアなのか。」
イエスは言われた。「それは、あなたが言ったことです。しかし、わたしは言っておく。あなたたちはやがて、人の子が全能の神の右に座り、天の雲に乗って来るのを見る。」(63,64節)
 
黙想:
イエス様が何者なのかはイエス様が話された言葉となさった業を知ればわかるはずです。しかしユダヤの大祭司、律法学者、長老たちは神に対する固定観念から離れることができませんでした。自分たちが伝えている神が唯一の神だと信じて疑いません。そのことに気づかなければイエス様が何者かわかるはずがありません。
 
イエス様は黙示の言葉を引用してご自身を明かしました。この暗示に気づけばその人たちは回心し、イエス様に救いを求めたことでしょう。しかし人間の罪はそのような気づきすら覆い隠してしまいます。受難週の始まりにあたり、私たちが持っている罪に気づきたいと思います。
 
今日も主の祝福をお祈りいたします。