マタイによる福音書26章1~16節
十二人の一人で、イスカリオテのユダという者が、祭司長たちのところへ行き、 「あの男をあなたたちに引き渡せば、幾らくれますか」と言った。そこで、彼らは銀貨三十枚を支払うことにした。(14,15節)
 
黙想:
ユダはお金の価値を知っていた人でした。300日分の労賃に相当する高価な香油をイエス様に注いだ女性の行為を咎めたのはイスカリオテのユダが一番厳しかったようです(ヨハ12:4~6)。彼はこの世の論理で正義を実現させたいと考えていて、イエス様にそれを期待していたのです。
 
イエス様はご自分の葬りの準備としての女性の行為を擁護しました。しかし彼はイエス様の言葉に気づくことができませんでした。
 
彼の思考や行為を私たちは誰も非難できません。彼は私たちの限界や自己中心の罪を象徴しています。イエス様の言葉と行為に照らして自分を省みなければなければなりません。
 
今日も主の祝福をお祈りいたします。