マタイによる福音書21章1~11節
こうしてイエスがエルサレムに入られると、都中が大騒ぎになり、「この人はだれなのか」と言った。群衆は「この人はガリラヤのナザレから出た預言者イエスだ」と言っていた。(10,11節)
黙想
イエス様はロバに乗ってエルサレムに入り、人々は「ホサナ(救ってください)」と叫びをあげて歓迎しました。彼らはイエス様を昔の預言者のように圧政から解放してくれる人だと期待しました。しかしその期待は裏切られ、彼らは手のひらを返すようにイエス様を十字架につけろと叫ぶようになります。
私たちも自分の都合の良いように考えるご都合主義を持っています。そしてそれは時として衝突の原因になります。衝突は相手を知る機会ですが、そうできないのが人間の弱さです。聖書はそれを罪(神を見ないで自分を見ること)と言い、それは根源的なものだと教えます。
イエス様はそのような私たちを救うために黙って十字架の死を受けました。
今日も主の祝福をお祈りいたします。