マタイによる福音書15章1~20節
口から出て来るものは、心から出て来るので、これこそ人を汚す。悪意、殺意、姦淫、みだらな行い、盗み、偽証、悪口などは、心から出て来るからである。これが人を汚す。しかし、手を洗わずに食事をしても、そのことは人を汚すものではない。(18~20節)
黙想:
「手を洗わない」というのは衛生上の問題ではなく、規定通りに手を清めないことです。律法に忠実な人々は手を清めない人を断罪しました。
キリストはそれに対して、口から出る言葉が人を汚すと告げられました。神に従わず、自分を神の位置において隣人を裁くならば、その心が言葉となって人を汚すのです。主は手を清めなくても良いと言っているのではなく、神を愛し神に従う心が大切であることを教えてくださいました。
このことを完全には守れない私たちですが、主の言葉に従おうと努力することはできます。主は不完全な私たちを憐れみ養育してくださいます。
今日も主の祝福をお祈りいたします。