マルコによる福音書15章1~15節
ピラトは群衆を満足させようと思って、バラバを釈放した。そして、イエスを鞭打ってから、十字架につけるために引き渡した。(15節)

黙想:
地位を得ようと野望を持つ人は自分をその地位につけてくれる人にすり寄り野望を果たそうとするでしょう。そして獲得した地位に執着しがちです。

そのような人の判断基準は、その地位にあって果たすべき責任を果たすことよりも、地位を守ることです。

ピラトは総督の地位を守るため群衆にすり寄り、イエス様に罪がないことを認めながらも十字架で処刑する判決を出しました。

ピラトが行ったことは私たちが行ってしまうことの典型だと言えます。

私たちがピラトを責めるなら、それは私たちに戻ってきて、私たちを苦しめるでしょう。

受難週を覚え、主の祝福を祈ります。