ヨハネによる福音書20章1~10節
イエスの頭を包んでいた覆いは、亜麻布と同じ所には置いてなく、離れた所に丸めてあった。(7節)
黙想:
感染症の流行で記憶に残っているのはヨーロッパのペストや江戸時代の赤痢でしょう。
今、私たちは新型肺炎の世界的流行の真只中におり、不安を抱えています。
感染した人は日常生活もままならない状態です。
そのような中で、人々の不安や恐怖が分断を引き起こしています。
その根底にあるのは、自分だけは感染したくないというエゴです。
気持ちは分かりますが、どんなに努力しても感染することはあります。
死を無暗に怖がっては分断が進むばかりです。
イエス様は十字架で死なれ三日後に甦り、私たちに死を越えた命を示してくださいました。
受難節を覚え、主の平安を祈ります。