ヨハネによる福音書19章38~42節
その日はユダヤ人の準備の日であり、この墓が近かったので、そこにイエスを納めた。(42節)
黙想:
イエス様は死んだのではない、という噂がどこからともなく広がったようです。イエス様の死を認めたくない人々がいたと考えられます。
彼らにとってはイエス様はローマの支配から解放してくれる英雄でした。英雄が居なくなれば独立運動は頓挫してしまいます。
一方でそのような人は居なかったと主張する人々もいたようです。
どちらの主張もイエス様の死を矮小化しているものでした。
そこで福音書記者はイエス様が本当に死なれたことを書き記しました。
イエス様は殺されたのですが、それは人々を神へ立ち帰らせる救いの業だったのです。
受難節を覚え、主の平安を祈ります。