フィリピの信徒への手紙4章8~13節
「わたしは貧しく暮らすすべも、豊かに暮らすすべも知っています。満腹していても、空腹であっても、物が有り余っていても不足していても、いついかなる場合にも対処する秘訣を授かっています。」(12節)

黙想:
老子の書物に「知足」という言葉があります。

「足るを知る者は富む」という意味だそうです。

富む、とは金持ちの意味ではなく豊かな人生と解するのが良さそうです。

使徒パウロはキリストに対する信仰によって知足を知り、何事も自然体でいたのだと思います。

努力には限界があり、高慢になる落とし穴がありますが、キリストに対する信仰によればかえって謙虚になります。

そこから感謝と喜びが生まれます。

今日も主の祝福を祈ります。