マタイによる福音書５章１７～２６節
わたしが来たのは律法や預言者を廃止するためだ、と思ってはならない。廃止するためではなく、完成するためである。（１７節）
黙想
イエス様が「律法や預言者を廃止するのではなく完成させるために来た」と告げると、律法の規定で社会から追い出されていた人々に告げた「幸い」とは矛盾すると思われますが、そうではありません。
律法を完成させるのに必要なものが足りないからイエス様が幸いを告げた人々は社会から追い出されていました。それは人を思う無償の愛です。イエス様はその愛を見える形で教えてくださいました。
神に献げ物をするより人と仲直りすることを優先するよう教えているのはそのためです。無償の愛は信仰によって神から与えられます。これが神の戒めである律法と預言を完成させます。
今日も主の祝福をお祈りいたします。
