ヨハネによる福音書19章28~37節
イエスは、この酢を受けると、「成し遂げられた」と言い、頭を垂れて息を引き取られた。(30節)

黙想:
イエス様の死は罪人としての無残なものでした。その死には何ら希望や栄光はありません。

それでも神の御子としての徴がありました。

詩編69編には「彼らは渇く私に酢を飲ませようとします」という言葉があり、民数記9章には「いけにえの骨を折ってはならない」という言葉があり、ゼカリヤ書12章には「自分たちが刺し貫いた者」という言葉があります。

これらはイエス様の死を預言していたものでした。

十字架につけた人々は聖書を信じる熱狂的なユダヤ人だったのに、十字架で起きている事柄に目を留めることはできませんでした。

受難節を覚えて、東日本大震災を覚えて、主の平安を祈ります。